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更新日:2020年8月17日
2020年(令和2年)7月6日号教育長の窓No.187
「新しい生活様式で学校再開」
新型コロナウイルス感染症による臨時休校が続きましたが、藤沢市では6月から子どもたちの安全・安心に配慮した、段階的な学校再開を開始しました。また、現在は小学校・中学校・特別支援学校において、全ての児童生徒が揃っての登校となっています。全国の感染状況には、まだまだ心配な様子はありますが、市内の状況は比較的落ち着いていることから、気を緩めることなく、感染防止対策に気を配りながら、子どもたちが新しい生活様式での学校生活に取り組めるよう、教育委員会として学校を支援していきたいと思います。
学校再開に際しては、子どもたちの心身の健康を最優先に考えました。保護者のみなさまや子どもたちにとっては、これまでの休校期間で失われた授業をどのように補っていくかということが心配かと思います。休校による学習の遅れに対しては、詰め込みにならないよう注意を払いながら、各校において授業内容の工夫や授業時間の確保に努めていくことになります。また、夏休みが短縮となりますが、この点についても、できるだけ子どもたちの負担とならないよう配慮していきたいと考えています。
今回の災害では、学校行事のほかに多くのスポーツや芸術関係のイベントも中止や延期となりました。学校行事は、子どもたちにとって楽しみであることは勿論のこと、豊かな心を育み、成長を促すとても大切な教育活動です。子どもたちの安全・安心が最優先であることを大原則として、延期したものについては情勢を見極めながら、可能なものについては、充分な感染防止対策を講じた上で実施できるよう検討していきたいと思います。
今回の経験から子どもたちには、自分たちの命や生活を守ってくださった方々への「感謝の心」、感染収束のために協力して自粛生活を続けた「責任感や協調性」、誰に対しても差別や偏見の目を向けない「優しい心」について学んでくれることを願っています。身の回りで起こる困難な出来事からも大切な学びを見つけ、心の成長に繋げてくれたらと思っています。
新型コロナウイルス感染症の影響は、まだしばらく続きますが、保護者のみなさま、地域のみなさま、今後も学校教育にご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
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